シンシティ たけるべ - 2005/10/13(木) 16:51 青森県
原作/監督のフランク・ミラーの世界観を切り取って動かした、見事な映像には圧倒された。まあそんなことは、そこらじゅうのレビューを読めば書いてあるので、このへんで。
それにしても、すごい俳優陣だよね。 やはりぼく的には、80年代後半『イヤー・オブ・ザ・ドラゴン』『エンジェルハート』『死にゆく者への祈り』の、輝いていたころのミッキー・ロークが完全復活したのが、非常に嬉しい。
考えてみると、77年の出世作『サタデー・ナイト・フィーバー』以降は低迷し、94年の『パルプフィクション』で返り咲いたジョン・トラボルタと、同じぐらいのブランクが空いている。 なんにしてもカムバックおめでとう、ミッキー。 かっこよかった(あなたのボクシングの試合の何倍も)。 あれはケモノとしての、圧倒的な存在感だった。 『ドミノ』もきっと、観に行く。
映画じたいは、3本(+オマケ1本)のストーリーがからみあって、大きな叙事詩を作っている。うち1本は、原作本が翻訳されている。むろんミッキーが演じたマーヴの物語だ。
他の2本だが、ブルース・ウィルスが演じたハードボイルドなハーティガン刑事は、『ダイハード』シリーズのジョン・マクレーン刑事の老境として、素直に受け止めることができた。潔癖に生きるとは何か? 考えさせられるテーマだ。 撮影中の『ダイハード4』に期待がかかる。
最後の1本は『キングアーサー』でも主役だった、クライヴ・オーウェンが演じている。彼のストーリーは、続く『シンシティ2』でも語られるので、今から楽しみでしょうがない。
『シンシティ』 それは、日常では癒されない渇きを満たしてくれる。 男なら、そこに男らしさを見つけられる。 女なら、そこにロマンを求められる(!)だろう。
|